.htaccessとはWebサーバー上で、ディレクトリ単位で動作の制御ができるファイルのことです。

例えば、別のページに転送させたり、表示されるファイルを指定したりする場合にご利⽤いただきます。


.htaccessは特定のページだけの動作を制御することはできません。

このマニュアルでは.htaccessの作成方法と記述例をご案内いたします。


目次


1. .htaccessファイルの作成方法

Palette UPではコントロールパネルで.htaccessファイルの作成と設置が可能です。


1.

コントロールパネルにログインします。


■コントロールパネル(Plesk):https://palette-up.jp/login/

※ログイン情報がご不明な場合はカスタマーサポートまでお問い合わせください。


2.

「ウェブサイトとドメイン」が表示されましたら、「ファイル」をクリックします。


3.

ディレクトリ⼀覧が表示されましたら、「httpdocs」をクリックします。


4.

「+」→「ファイルを作成」をクリックします。


5.

「ファイルを作成する」が表示されましたら、ファイル名に「.htaccess」と⼊⼒後、「OK」をクリックします。


6.

「.htaccessは正常に作成されました。」が表示されましたら、「.htaccess」をクリックします。


7.

編集画面が表示されましたら、.htaccessの内容を入力後、「保存」をクリックします。

※.htaccessの記述例は「3..htaccessの記述例」をご覧ください。ここではページを転送させる内容を記述しています。

 例:Redirect permanent / http://www.ドメイン


8.

「ファイルは正常に保存されました。」が表示されましたら、設置は完了です。


2. テキストエディタでの.htaccessファイル作成方法

.htaccessファイルはメモ帳などのテキストエディタで作成することも可能です。

ファイル作成後は、FTPのソフトウェアでファイルをアップロードします。


1.

テキストエディタを開き、.htaccessの内容を記述後、「htaccess.txt」のファイル名で保存します。

※.htaccessの記述例は「3..htaccessの記述例」をご覧ください。ここではページを転送させる内容を記述しています。


2.

FTPソフトウェアでファイルをアップロードします。

※ここではFFFTPソフトウェアを利⽤します。


3.

「htaccess.txt」ファイルをアップロード後、ファイル名を右クリックし、「名前変更(N)」をクリックします。


4.

ファイル名を「.htaccess」に変更後、「OK」をクリックしましたら設置完了です。


3. .htaccessの記述例

.htaccessの記述例を下記にご案内いたします。


表示されるページの接続先を指定する

http://www.example.com/のように「/」以降、ファイル名を指定せずにアクセスした場合、「index.html」が表示されますが、「index.html」ではなく、「index.php」や「index.cgi」 を表示させる場合は.htaccessファイルで指定することができます。


[.htaccessファイルの記述例]

--------------------------------------------

DirectoryIndex index.php

--------------------------------------------


【説明】

DirectoryIndex:ファイル名まで指定しないURLでアクセスした際にどのファイルを読み込むかを指定します。

         ここでは「index.php」を指定しています。


他のページへ転送する

[.htaccessファイルの記述例]

--------------------------------------------

Redirect permanent / http://www.example.com/

--------------------------------------------


【説明】

Redirect permanent :転送するページを指定します。

                         ここでは http://www.example.com/ に転送させる記述をしています。

                         この記述をすると下記のように各ディレクトリ以下も転送されます。

                          http://www.ドメイン名/      ⇒ http://www.example.com/

                          http://www.ドメイン名/test/    ⇒ http://www.example.com/test/

                          http://www.ドメイン名/test/test1/   ⇒ http://www.example.com/test/test1/


※ファイルの設置場所によっては記述内容が変わる場合がございます。